おばあちゃんのこと

おばあちゃんの所に行くと、相変わらずリビングからおばあちゃんの声だけが聞こえてきます。
職員の方が「今日からお話を聞いてくださる方がいらっしゃったので、リビングでお話してますから、覗いてみてください。」と言われました。
話し相手と言わずに、話を聞いてくださる方と言われたのがすべてを物語っています。^_^;

私の顔を見ると、話し相手のことなど眼中になくなってしまったように急いで立ち上がって「よく来てくれたね。さぁ、帰ろう。」
今までこんなことは言わなかったのに。(；一_一)

部屋に居ると担当の方がいらして「夕方になると帰宅願望が強くなるので職員が気を紛らわすようにしていますが、『明日迎えにきます。』と紙に書いてください。」と言われました。
そう言われていたから、「帰ろう。」って言ったのね。(>_<)

本当は一時凌ぎの嘘は言って欲しくないのだけど、こちらに来てから４年近くになりますが、いまだに田舎に帰らなければいけないという思いが消えず、これには私も散々手を焼いたので仕方がないかなぁと思いつつ、一応「『もう一人では暮らせないでしょう？』と言うとわかってくれますから。」とは言っておきました。

良いお天気だったので、散歩に出かけたのですが、外に出るとすぐに「私が寝ていたら服を脱がして、自分が着て行ってしまったんだよ。本当に今の若い人は恐ろしいわ。」とすごい剣幕で怒ります。
昨日お風呂に入って、洋服を洗ってくれたから多分持っていかれたと思っているのでしょう。
そこで「そう？今私がタンスの中を見たら入っていたから返してくれたんじゃない？」と言うと何とか怒りが収まりましたが、これはお互いにしんどいですねぇ。(/_;)

喫茶店を探しておばあちゃんはぜんざいを、私は白玉アイスクリームを食べて帰りましたが、帰り途が解らなくなってしまって、少々焦りました。(⊃∀｀* )ｴﾍﾍ♪